3月 11, 2020

3月11日(水)

[日記] —

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東日本大震災から9年が経ちました。今もあの日のことは鮮明に記憶していますが、あの頃の気持ちを持ち続けられているかは疑問です。当たり前だと思っている日常は決して当たり前ではなく、ある日突然に破壊されてしまう危険性をはらんでいる、ということを見せつけられたことを、忘れていることがあります。それを忘れなければ、日々怠けることなく自分に出来ることを懸命にやっていくのでは?とも思いますが、人間そんなに強い生き物か?と冷めた考えも抱きます。

考えてみれば、マラソン大会に初めて出場したのが2011年でした。何故震災の年にそう思ったのか。今では明確な記憶はないのですが、生きたくてもそれが叶わなかった人たちがいるのに、今生きている自分が怠惰に生を浪費していいのか、という気持ちがあったのかもしれません。

でも9年前のあの日から、母が亡くなり、友も逝き、我が身にも災難が降りかかり、当たり前の日常の有り難さは身に染みて感じるようになりました。

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