10月 31, 2009

10月31日(土)

[日記] —

 003.JPG                                         中心市街地活性化対策特別委員会で29・30日の2日間奈良市に視察に行ってきました。行きの伊丹空港への飛行機が機材不良のため欠航となり、予定変更して中部国際空港へ飛び、電車を乗り継いで奈良市へ入りました。当初の予定ではそこそこに時間の余裕があるはずだったのですが、そんなわけで近鉄奈良駅に着いたのは午後3時半過ぎでした。今「興福寺国宝特別公開2009」なる催しが開催されており、阿修羅像ほかの国宝が直にお堂で見られるというので、ホテルにチェックインもせず興福寺までみんなで歩いていきました。拝観料の1,500円を支払い仮金堂へ入り見物人の列に並びました。場内は照明に相当気を遣っているそうで(像の美しさが際だつように)、薄暗いのですが間近に国宝の数々を見ることが出来ました。時間にして5分も居たでしょうか。立ち止まることは許されず、「さくさく進みなせえ」という感じで国宝の前にいたのは2分足らずです。他にも仮金堂の隣りの北円堂というところでも別の何かが展示されていたのですが、そちらは長蛇の列で40分待ちという有様でしたので諦めました。「阿修羅像を見たかったのだからいいや」と思ったものの、ふと高校の古文で読んだ徒然草の中の「仁和寺にある法師」(だったかな?)という話を思い出しました。

 視察では奈良市における中心市街地活性化への取り組みについて、担当者の話を聞きました。青森市におけるパサージュ広場に似た取り組みがされていて、全国から出店者を募り3年契約で12㎡ほどのスペースを格安で貸し出しています。1期生には全国から40人ほどの応募があり、今年は第2期生の募集をしているところです。奈良市は世界文化遺産が多数あり、観光客も年間1,300万人も訪れる大観光地ですが、中心商店街は苦労しているようです。

 30日の午後若干時間があったので奈良市役所の方の薦めもあり、第61回正倉院展を観てきました。拝観料1,000円を支払い、長蛇の列に並び有り難く拝観いたしました。大変な混雑ぶりでした。肝心のお宝はというと、宝物といわれればそうなのかも知れませんが見る目を持たない門外漢には「ふ~む?」というのが正直な感想でした。(猫に小判、木下にお宝)ただ千数百年も経ってあのような形で残されているということには驚きます。また写経などの他文書についてはその字のうまさや、修正ペンもない時代故、書き損じなく巻物に恐らく数千字も書いてあることには感心します。

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