5月 21, 2012

5月21日(月)

[日記] —

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朝8:00頃自宅前にて曇天の中、そのまんま撮影

朝から日本中金環日蝕(青森は部分日蝕)で持ちきりでした。あいにくと青森は晴れの予想に反して曇り空でしたが、それが幸いして専用メガネのない我が家も肉眼で観測できました。先日も飲みの席で盛り上がったのですが、日蝕という現象よりも、天体の動きを観測して法則性を見いだし、計算して日蝕の日時場所を特定できる人間の叡智に感嘆します。

さて今日は例によって常任委員会、議会基本条例検討委員会、政務調査費制度検討委員会のトリプルヘッダーの日です。私の所属する総務企画常任委員会では、先の定例会で否決された「自治基本条例検討委員会設置条例」を始めとする予定提出案件の説明他、20数件の説明、報告がありました。

最後に「その他」で一人の委員(加害者の職員と同じ町内だそうです)から職員の懲戒に関して、先般酒に酔って傷害事件を起こした職員の処遇について、処分が重すぎるという意見が出ました。当該委員が言うには「この事案は酔った上での喧嘩であり」「当該職員は躁鬱病を持っており」「以前にも傷害事件を起こしたことはあるが、5年以上経過しているのでそれを加味するのはおかしい」「示談が成立している」「被害者からことを大きくしないでほしいとの嘆願書が出ている」など情状酌量の余地がある、という趣旨でした。加害者と同地区選出の議員も同様に「懲戒免職という市役所職員にとって死刑判決にも等しい処罰をわずか1週間で下していいのか」を主張していました。市民の皆さんはどのように考えますか。

議会基本条例検討委員会では各条文の詰め作業が行われ、今後のスケジュールも見直しました。

政務調査費制度検討委員会においては、基本的な考え方や、旅費、決済方法など細かい点についても議論をしましたが、難しい点もあるというか議会活動・政治活動・政務調査活動などに線引きをするこの難しさも改めて露呈した感じです。そもそも線を引くこと自体無理だと思いますが。また裁判官が机の上で引いた線など実態にそぐわないのは目に見えています。

コメント (2) »

  1. 確かに「飲酒の上での暴行」で即クビというのは、社会一般的にみると厳しい裁定だとは思いますが、あらゆる面で身分ががっちりと保証されている公務員は、その職務の性質上からも一般より厳しい規律が課せられて当然のような気がします。
    また、昨今の「公務員様」の愚行には呆れるばかりですが、いつもその都度、懲罰の重さが話題になりますので、あらかじめ就業規則を中学校の校則並みに事細かに定めたらいいと思います。(後々、同じ町内の委員さんの忙しいお手を煩わすことのないよう…)
    あとはその規定に沿って淡々と、首を切るなり減給・降格するなり事務的に行えばいいと思いますです、はい。


    コメント by 市民その3 — 5月 23, 2012 @ 2:40 pm

  2.  常任委員会の中で懲戒免職になった職員を擁護した委員に対して、総務部長が珍しく毅然と反論したのは「酒によってのけんかではなく、一方的な暴行である」という点でした。そこは加害者・被害者双方に事情を聞いて確認したということです。実際には加害者は「酒に酔っていて確かな記憶はない」ということだったらしいですが、目撃者の証言で本人も認めたということのようです。
     病気だとか、過去の傷害から年数が経っているだとか、示談が済んでいるとか、嘆願書が出ているなどということは、「傷害の事実」とは無関係です。その事実を持って公務員としてふさわしいかは判断できるものと考えます。
     議員の側から「不祥事に対する処分が甘い」という意見が出ることはよくありますが、その逆は非常にまれではないかと思います。そこに何があったのか想像せざるをえません。


    コメント by admin — 5月 23, 2012 @ 11:21 pm

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